こんにちは。THIRD PLACEの田中です(^^♪
急に寒くなりましたが、皆さん体調を崩されていたりしませんか?大丈夫でしょうか。
最近寒くて、晩ご飯にラーメンばかり食べてしまいます。
塩分を取りすぎるせいか、ラーメンを食べた翌朝はいつも顔がパンパンに浮腫んでいます。とほほ…。
さて、今日のお題は、お客様との会話でよく出る話題についてお答えしようと思います。
実のところ、どうして白髪になるのか、そのメカニズムは完全には解明されていません(*_*;
最近ようやく、本当に少しずつですが、白髪の原因がわかってきたところです。
なので、ありきたりな解説になってしまったら、ごめんなさいm(_ _)m
そもそもなぜ髪が黒いのか、というお話を先にさせてください。
以前に書いた 「カラー剤の違い」 の記事でも少し触れていますが、髪の色はメラニン色素で決まってきます。髪が黒く見える正体は、メラニン色素によるものです。このメラニン色素がまんべんなく点在しているために、髪が黒く見えます。
もう少し詳しく説明させてください。カタカナが多くてややこしいかもしれません…(*_*;
実は、毛根で髪の毛が作られた瞬間は白髪なんです!無色といったほうが良いかもしれません。体毛も同じなのですが、生えてきたばっかりの産毛って透明っぽくないですか?でも気が付くと黒くなっている。笑
話を戻して、毛根で作られた毛にメラノサイトという細胞が、黒い色素(メラニン色素)で埋めていくため、髪が黒くなるんです。とうことは、髪の毛そのものを作る細胞と、それに色をつける細胞:メラノサイト は別物ということになります。
髪は生えてくる、なのに色がついていないというのが白髪です。この色を付けてくれる細胞:メラノサイトの働きが弱くなっているということなんです。
ちょっと専門的な話になりますが、メラノサイトは、チロシンという物質を、チロシナーゼという酸化酵素によって褐色のメラニン色素に変えていきます。
やっぱり年を重ねると、体のあちこちの細胞の活動が衰えるから仕方ないかな…と思われるかもしれませんが、そうは言っても年齢に関係なく、突如現れるのが白髪…。
白髪でもこんなに綺麗に生えてきてくれたら、いっそグレイヘアーで自然のままでお洒落に出来るんですけど、実際はそうでもありませんよね…。ぽつぽつと、白髪が目立ってきて、まだら模様になっちゃったり。
根元の白髪なんて、特に気になりますよね。
白髪の直接的な原因は、メラノサイトという色素細胞の機能が低下し、メラニン色素を作ることができなくなってしまうことです。髪の毛は、毛根でメラニン色素をつけて生えてきます。これが通常の黒髪です。ところが、メラノサイトが低下してしまうとメラニン色素が髪に付着しないため、色が薄くなっていきます。
メラニン色素によって、黒く見えていた髪が、メラニン色素が少なくなっていった結果、髪の毛が白く見えてしまうということなんです。根本の髪は黒いのに、途中から白髪になっている髪の毛を見つけたこと、ありませんか?それは恐らくメラノサイトが休止したり復帰したりと、機能不全になり、メラノサイトの活動にムラが生じている状態です。
メラニン色素、というと肌のシミそばかす、日焼けとか、美容にあんまりよろしくないイメージをしてしまいますが、黒い髪の毛にとっては、とても大事なものなんですよね(*^^*)
黒髪を保つのにメラニン色素が欠かせないわけなのですが、そのメラニン色素をうまくつけてくれるかどうかは、メラノサイト(色素細胞)の働きにかかっていたんです!
メラノサイトの機能の低下、それが白髪の原因だったんです。
ではなぜ、メラノサイトの機能が低下してしまうのでしょうか。
その原因は次のようなものではないかと、考えられています。
1.加齢による細胞の老化
何かと付きまとう、老化というもの…”(-“”-)”
個人差がありますが、白髪は30代中頃からポツポツと目立ちはじめます。年齢を重ねるごとに徐々に増えていき、50代中頃には髪の半分近くが白髪になると言われています。
2.ミネラル不足
よく昆布やワカメが髪に良いなんていいますよね。海藻類はミネラルが豊富だからです。ミネラルだけでなく、アミノ酸、ビタミンなどの栄養素は毛根やメラニンやメラノサイトといった色素細胞が活発に働くために必要不可欠です。栄養不足になれば、年齢に関係なくメラノサイトの機能も低下してしまいます。
もうすこし詳しいことを書くと、メラノサイトはチロシナーゼという酵素をつかって、チロシンをメラニン色素をに変換して髪を黒くしてくれます。ということは、チロシナーゼがきちんと働く必要もあります。
チナシローゼにはミネラルの中でも、特に 銅 が必要です。最近では、白髪の原因はミネラル、とくにこの銅が不足することが一因として考えられています。
また栄養を十分にとっていても、頭皮の血行不良が原因で髪の毛の栄養不足になることもあります。
やっぱり、「食べること」は大事なんですねー(*^^*)
3.生活習慣
髪が最も成長する時間帯があります。副交感神経が活発になる午後9時~午前2時の時間です。健康的にも夜更かしはオススメできませんが、不規則な生活や、睡眠不足によっても、髪にまつわる細胞の働きを阻害してしまうことになります。ゴールデンタイム、と言うのも、あながち間違いじゃないんですよ!やっぱり早寝早起きは、美容にとっても健康にとっても大切ということです(^^♪
4.遺伝
正直こればかりはどうにもなりません…(*_*;
白髪は遺伝が強く影響されると言われています。でも、この白髪と遺伝の関係はまだすべてが解明されていません。
5.ストレス
ストレスはやっぱり髪にも良くないです。ストレスで円形脱毛症になったりしますよね。
同じようにストレスで、一時的に白髪になることもあります。ストレスがかかった状態が長く続くと、自然治癒力の低下の原因にもなります。1本の毛に白と黒の部分が入り混じった状態は、もしかしたらストレスによるものかもしれません。ストレスでメラノサイトの細胞がうまく活動しなかった時期は、一時的に白髪に…。
2.ミネラルでも同じことが言えます。一時的な栄養不足や血行不良で白髪になることもあります。
少し違いますが、円形脱毛症や若白髪が治るのは、ストレスが軽減されたり、栄養不足が解消された結果、頭皮やメラノサイトなどの細胞が活性化されたからだと考えられます。
一口に白髪といっても、おそらく色んな原因が重なって生まれてきています。白髪の原因は1つじゃないと思います。生活習慣だったり食事だったり、改善できるものからぜひ取り組んでみてください。
余談ですが、髪は東洋医学では「余血(よけつ)」とも言います。血行不良の改善は白髪だけでなくて、健康な髪を維持するのにも大切です。これについては、こちら の記事で書いていますので、もしお時間があったら是非読んでみてください◎
以上です!なぜ白髪になるのか、について迫ってみました。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました(*^-^*)
髪の相談だけでなく、美容に関するお悩みのある方は、ぜひ一度ご相談くださいね◎
ご相談はこちらから↓
便利なネット予約は こちらから 。
お客様に似合うスタイル・手入れのしやすいスタイル・周りにもほめられるスタイルを提供します。
TEL:086-522-9596
営業時間:
9:00~19:00
受付時間:
カット(18:00まで)
カット・カラーまたはパーマ(17:00まで)
カットカラーパーマ(16:00まで)
カットデジタルパーマ(16:00まで)
カットナチュラルストレート(縮毛矯正)(16:00まで)
定休日:毎週月曜日・第1火曜日・第3日曜日・お盆・年末年始
※月曜日が祝日の場合はお店を開けることがあります。お問い合わせください。
住所:〒713-8102 岡山県倉敷市玉島1-10-33